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バニラやキャラメル、チョコレートのような甘さで思わず食べたくなってしまうような「食いしん坊（仏：gourmand）」こと「グルマン」ノート。じわっとひろがる温かみある香りが特徴で、これからの秋冬シーズンにはぜひ取り入れたいところです。濃厚で少し手を出しづらいイメージもあるかもしれませんが、選び方次第でオールマイティに様々なシーンでご使用いただけます。
秋冬こそ纏いたい、グルマン系香水の魅力
香りがもたらす魅惑とは？
香りは、その系統ごとにマッチする季節を考えながら使うと、一層魅惑的です。
たとえば、フローラル系は春の開花や芽生えをイメージさせ、シトラス・マリン系は暑くてすぐ香りが飛んでしまう夏にも爽やかさをプラス。ウッディ・スパイス系は肌寒くなる秋冬を活気づかせ、グルマン系はさらに温かみのある香りでこれからの季節に癒しをもたらします。
グルマンはどんな香り？使用時のポイントは？
グルマン（gourmand）=“食いしん坊”を意味するフランス語。
グルマン系香水とは、お菓子・スイーツを彷彿とさせる、甘い香りを中心とする香水タイプの総称です。香り立ちもよく、こっくりとした存在感があります。
お使いいただくときには、衣服など隠れる場所につける、下半身など香りが鼻に届くまで時間のかかる場所に付ける、食事直前の使用は避けるなどで、甘みの良い点を享受できると良いでしょう。
D.S. & DURGA
クリスタル ピスティル 50 ml
ミュージシャンである夫ディーエスと建築家の妻ダーガの二人が「友人のために世界に一つだけのクリスマスプレゼントを作りたい」という思いでスタートしたハンドメイドパフュームブランド「D.S. & DURGA（ディーエス & ダーガ）」より、いつまでも肌にとどめておきたいクリスタルな煌めきのある、フレッシュグルマンの香り｡オレンジフラワーウォーター、ピンクペッパーのトップノートからクリスタルフラワーノート、ジャスミンウォーターへ、ベースノートにはホワイトムスク、アンブレッドシードに至ります。あらゆるシーンへと寄り添うすっきりとした魅力ある香りです。
使う人にエモーショナルな体験を提供するコンテンポラリーラグジュアリーブランド「Byredo（バイレード）」より、古典的な美しさを称える意味も込められた、シンプルながら奥行きを感じさせるフローラルグルマンの香り。創業者のベンが初めて特定の女性を想い、彼女の純粋で汚れのない心を白(ブランシュ)という色としてイメージし、ピンクペッパー､ホワイトローズから始まりネロリ、サンダルウッドなどの香りの移ろいが透明感ある仕上がりに。
スイスのレマン湖に佇むヴァルモンクリニックから生まれ、母国の豊かな自然と最新技術を駆使したセルラーコスメブランド「VALMONT（ヴァルモン）」が手掛けるフレグランスコレクションより、チャーミングな女性のための大胆、かつ自由なフローラルグルマンの香り｡ブラックペッパーからマグノリアへ、ラストはチョコレートチップへと移ろう甘美さは、一度体感すると忘れられません。
スカンジナビアの豊かな自然にインスピレーションを受け、世界中の新たなライフスタイルや美的表現を追求する「Colekt( コレクト）」より、クリーンでミルキーなスパイシーフローラルグルマンの香り。ピンクペッパーやラベンダーのノートと､オスマンサスやカルダモン､そしてオークモスなどオリエンタルでスパイシーな天然由来の香料が絶妙な対比をなし、自由な美しさを印象付けてくれます。
2022/11/14
・デート
デートでは、華やかで魅惑的なグルマンノートがおすすめです。スパイシーさも加えると刺激的かつミステリアスな印象にも。
シーン別、秋冬におすすめの香水
シーン別でおすすめのグルマン系香水のラインアップをご紹介します。
・オフィス
オフィスでは、清潔感あるグルマンノートがおすすめ。グルマンの温かみに加え、カッコ良さも加わればデキる女性の印象に。
2018年フランス発、アルコールフリーのアプローチで創られた斬新なフレグランス「HERMETICA（エルメティカ）」より、明るさと温もりを感じさせてくれるフルーティーグルマンの香り｡熟した果実にハチミツの濃厚な甘さがありつつ、アルコール不使用のため香り立ちが穏やかで、万人受けする柔らかさも兼ねそなえており、ビジネスでも着用シーンを選びません。
・おうち時間
おうち時間でのご使用では、癒しをもたらす、あるいはナチュラルさとなつかしさのあるグルマンノートがおすすめです。
1800年代のパイオニアバレーでバイオリン、弓を作っていた職人たちをイメージしたウッディグルマンの香り。バイオリンニス、マホガニー、アウトドアアコードのトップノート、琥珀のロジン、メイプルウッド、サイプレスのミドルノート、スパイツリーレジン、シダー、モスのラストノートが、深い森のマホガニーやメイプルの削りくずのようなどこか鬱蒼とした癒しの雰囲気をもたらしてくれます。
過去へとさかのぼるようなインドの伝統的な香水店を彷彿とさせる、エキゾティックなオリエンタルグルマンの香り。サフラン、フランギバニ、ガーデニアのトップノートからイエローロータス、ローズアブソリュート、アガーウッドのミドルノートへ、ラストはサンダルウッド、ベチパー、ムスクアンブレッドが柔らかな余韻を残します。